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きもので行きたい美術館〈東京・2026年 春①〉

きものを着るのがより楽しくなる、きもので行くとより楽しめる。きもの好きにオススメな、新春の東京で始まる展覧会をピックアップしてご紹介します。
※ご紹介は展覧会の開催期間順です。

大倉集古館:出光美術館所蔵 茶道具名品展

茶の湯の美術は日本美術の中にあって、その一翼を担っている不可欠な分野であり、そこで使われる道具類は、絵画・書跡・陶磁・金工・漆工・木竹工などあらゆる分野にまたがっています。 

本展覧会では、出光美術館所蔵の名品から、茶道具を構成する多種多様な68件の作品を展示。「茶の湯」という切り口から日本美術を横断的に鑑賞することができます。茶の湯に関心のある方はもちろんのこと、日本美術の様々な分野をのぞいてみたい方にもオススメです。

井戸茶碗    銘  奈良    朝鮮・朝鮮王朝時代    黒田家伝来    重要美術品
祥瑞蜜柑水指    中国・明時代末期    景徳鎮窯    本願寺伝来

会期:
 2026年2月3日(火)~3月22日(日)
開館時間:
 10:00~17:00 ※最終入館16:30
休館日:
 毎週月曜日 ※休日の場合は翌火曜日
入場料:
 一般 1,500円
会場:
 大倉集古館 〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-3
公式サイト:
  https://www.shukokan.org

アーティゾン美術館:カタリウム

タイトルの「カタリウム」とは、「語り」と、空間を表す「リウム (-arium)」でつくったことばで、「語りの場」をテーマとした展覧会です。「こういう作品を」と発案した人がその思いを告げるところや、思索を深める絵かきのアトリエでの独り言。あるいは、作品の仕上がり具合を目にした人々の感想など、作品を前に展開する語りに耳を傾け、その場をイメージしてみようとするものです。

作品は、江戸時代の大名家で制作されたと考えられる屛風や、明治・大正期に神話をテーマにえがいた油彩画と日本画、版画集、《鳥獣戯画断簡》などのかつて巻物としてひとつの作品だった仲間の断簡も並びます。国宝2点、重要文化財7点、重要美術品5点を含む合計56点で構成されます。様々な時代とジャンルによる賑やかな語りの場をお楽しみください。

《洛中洛外図屛風》(部分)、江戸時代 17世紀、石橋財団アーティゾン美術館 展示期間:2/7‒4/2
《鳥獣戯画断簡(甲巻)》平安時代 12世紀、重要文化財、MIHO MUSEUM 展示期間:3/27‒4/23

会期:
 2026年2月7日(土)〜2026年5月24日(日) ※会期中展示替えあり。
開館時間:
 10:00–18:00(3月20日を除く金曜日、5月2日[土]、9日[土]、16日[土]、23日[土]は 20:00まで開館) ※最終入館は閉館の30分前
休館日:
 2月16日[月]、3月16日[月]、4月13日[月]、5月11日[月]
入場料:
 ウェブ予約 2,100円、窓口販売 2,500円 ほか
 ※日時指定予約制。ウェブ予約チケットの事前購入がオススメ。
 ※同時開催 モネ没後100年「クロード・モネ -風景への問いかけ」展もあわせてご覧いただけます。
会場:
 アーティゾン美術館 4階展示室 〒104-0031 東京都中央区京橋1-7-2
公式サイト:
 https://www.artizon.museum/

三菱一号館美術館:トワイライト、新版画 ―小林清親から川瀬巴水まで

最後の浮世絵師のひとりと呼ばれる小林清親が1876(明治9)年に開始した『東京名所図』は、明治期の風景版画へ大きな変革をもたらしました。黄昏どきの表情や闇にきらめく光の様相を描いた作品群は「光線画」と呼ばれ、深い陰影により江戸の情緒まで捉えています。

このような視点は、失われゆく江戸の面影を惜しむ人々の感傷や、それらを記録しようとする写真の意欲とも重なっており、同時代の浮世絵師たちが文明開化により変貌していく都市を、鮮やかな色彩によって楽天的に捉えた開化絵とは一線を画するものでした。

明治末期に浮世絵の復興を目指した新版画は、その技術ばかりでなく清親らが画面に留めようとした情趣を引き継いで、新しい日本の風景を発見していきました。清親から吉田博・川瀬巴水らに至る風景版画の流れを、スミソニアン国立アジア美術館のミュラー・コレクションによって辿ります。

小林 清親《大川岸一之橋遠景》明治13(1880)年 スミソニアン国立アジア美術館
National Museum of Asian Art, Smithsonian Institution, Robert O. Muller Collection
川瀬 巴水《東京十二題 五月雨ふる山王》大正8(1919)年 スミソニアン国立アジア美術館 National Museum of Asian Art, Smithsonian Institution, Robert O. Muller Collection 版元:渡邊木版美術画舗

会期:
 2026年2月19日(木)~2026年5月24日(日)
開館時間:
 10:00-18:00 (祝日除く金曜日、第2水曜日、会期最終週平日は20時まで)
 ※最終入館は閉館の30分前
休館日:
 祝日・振休を除く月曜日 ※ 開館記念日の4/6、トークフリーデー[2/23、3/30、4/27]、5/18は開館
観覧料金:
 一般2,300円 ほか
会場:
 三菱一号館美術館 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2
公式サイト:
 https://mimt.jp/ex_sp/shin-hanga/

五島美術館:[館蔵]中国の陶芸展

漢時代から明・清時代にわたる館蔵の中国陶磁器コレクション約60点を公開。古代の計量道具から、唐三彩の壺、宋時代の砧青磁、明時代の青花・五彩まで、時代順に展示し、2000年にわたる中国の「やきもの」の歴史を展望します。特集展示として館蔵の古鏡コレクションも同時公開。

様々な文化が生まれ、伝わり、混ざり合ってきた中国の地。そんな重層性が生み落とした品々を、近いようで遠い日本の地から眺めてみるのも面白いかもしれません。

重要美術品 白釉黒花牡丹文梅瓶 磁州窯 宋時代・12世紀 五島美術館蔵
重要文化財 五彩透彫水注(金襴手) 景徳鎮窯 明時代・16世紀 五島美術館蔵

会期:
 2026年2月21日(土)~3月29日(日)
開館時間:
 10:00~17:00 ※最終入館16:30
休館日:
 月曜日 ※祝日の場合は翌平日。2/23(月)開館、2/24(火)休館。
入館料:
 一般 1,100円 ほか
会場:
 五島美術館 〒158-8510 東京都世田谷区上野毛3-9-25
公式サイト:
 https://www.gotoh-museum.or.jp/

松岡美術館:笑い滴る 春と夏の日本画名品選

山笑う、山滴るという俳句の季語があります。これは北宋の画家郭熙(かくき)の「山水訓」にある「春山淡冶(たんや)にして笑ふがごとく、夏山蒼翠にして滴るが如し。(春の山は花々で淡く色づき、微笑んでいるようである、夏の山は草木が青々と茂り、緑が滴っているようである)」に拠るとされます。

本展ではこの言葉を引用し「笑い滴る」と銘打ち、春の淡く色づく自然や夏のみずみずしさ溢れる情景を描いた日本画の名品を展観いたします。

横山大観《梅花》 【前期展示】 1929(昭和4)年 第5回淡交会 1930(昭和5)年 ローマ開催日本美術展覧会出品
上村松園《春宵》 1936(昭和11)年 【後期展示】

会期:
 2026年2月25日(水)~5月31日(日) ※展示替えあり。
  【前期展示】2月25日(水)~4月12日(日)
  【後期展示】4月14日(火)~5月31日(日)
開館時間:
 10:00~17:00 最終入館16:30
休館日:
 毎週月曜日 ※祝日の場合は翌平日
 開館カレンダー:https://www.matsuoka-museum.jp/schedule/
観覧料:
 一般 1,400円 ほか
会場:
 松岡美術館 〒108-0071 東京都港区白金台5-12-6
公式サイト:
 https://www.matsuoka-museum.jp/

山種美術館:【特別展】花・flower・華 2026 -横山大観の桜・川端龍子の牡丹・速水御舟の梅-

美しく咲く花々は、古くから人々の心を魅了してきました。季節ごとに多彩な表情をみせる花は、四季を象徴するモティーフとして愛され、絵画の主題としても描き継がれています。この春、山種美術館では、花を描いた作品で館内を彩る華やかな展覧会を開催します。

四季の美、心に宿る幻想的な花、そこに光る画家の個性。「花」のさまざまな魅力を堪能してみるのはいかがでしょうか。

横山大観《春朝》1939(昭和14)年頃 絹本・彩色 山種美術館
酒井抱一《菊小禽図》19世紀(江戸時代) 絹本・彩色 山種美術館

会期:
 2026年2月28日(土)~5月10日(日)
開館時間:
 10:00~17:00 ※最終入館16:30
休館日:
 月曜日 ※5/4(月・祝)は開館
入館料:
 一般 1,400円 【春の学割】大学生・高校生 500円、中学生以下 無料 (付添者の同伴が必要)
会場:
 山種美術館 〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36
公式サイト:
 https://www.yamatane-museum.jp/

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※以下は終了した展覧会のアーカイブ(画像はチラシのみ)です

26.01.31
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