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浴衣で出掛けたい、大人の納涼スポット20選(2019関東編)

梅雨が明ければ、いよいよ夏本番。浴衣で出掛けたい季節がやってきます。そこで今回は、関東近郊の祭事や散策スポット、浴衣で行くとお得なレストランなど、「浴衣で出掛けたい場所」20カ所を厳選してお届けします。

江戸風鈴の音色が心地よい小江戸の祭事

1.川越氷川神社「縁むすび風鈴」

城下町として栄え、今も古い街並みが残る「小江戸」こと、川越。ここに鎮座しているのが川越氷川神社です。ここで夏季限定の祭事として行われるのが、「縁むすび風鈴」。この神社はおよそ1500年以上前の古墳時代の欽明天皇二年創建。神社に祀られている五柱の神々がご家族であることから“家族円満の神様”、また、ご祭神に2組の夫婦の神様を祀っており“夫婦円満・縁結びの神様”として信仰されています。

境内に飾られた2,000個以上の色とりどりの江戸風鈴は、この祭事のために、風鈴職人たちの手によってつくられ奉納されたもの。また期間中は、神社の古文書に残る「光る川の伝説」にならい、境内の小川を天の川に見立て光を灯す幻想的な演出も。風鈴の涼やかな音色と夏の情緒を、浴衣姿でぜひ感じたいものです。

★川越氷川神社「縁むすび風鈴」★

期間:2019年7月6日(土) 〜9月8(日)
場所:埼玉県川越市宮下町2-11-3
アクセス:JR、東武東上線「川越駅」からバス約10分
公式サイト:http://www.hikawa-fuurin.jp/

 

若手役者が活躍する夏の舞台を浴衣で鑑賞

2.歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」

歌舞伎座の夏の風物詩となっている「八月納涼歌舞伎」。3部制になっており、1部ごとは通常よりも上演時間が約2時間半と短めで、料金も1席3,000円からと、はじめて歌舞伎を鑑賞する人にもおすすめです。15:00からの第2部では、松本幸四郎と市川猿之助市川染五郎と市川團子が演じる弥次さん、喜多さんの珍道中が笑いを誘う『東海道中膝栗毛』を上演。歌舞伎界の次々代を担う若い2人の成長に注目したいところです。涼やかな浴衣&和装で、夏の歌舞伎を楽しみましょう。

2016年8月歌舞伎座『東海道中膝栗毛』より (C)松竹

★歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」★

期間:2019年8月9日(金)初日 〜 8月27日(火)千穐楽
時間:第一部 11:00〜/第二部 15:00〜/第三部 18:30〜
場所:東京都中央区銀座4-12-15
アクセス:東京メトロ日比谷線・都営浅草線 「東銀座駅」3番出口すぐ
料金:3階B席3000円〜
公式サイト: https://www.kabuki-za.co.jp/

 

東京上空150mに現れる幻想的な天の川

3.東京タワー「天の川イルミネーション」

今年で15回目となる、「天の川」と「流れ星」がテーマのイルミネーションイベントです。17000個ものLED電球を用い、夜空の天の川を美しく表現。東京タワーならではの迫力のパノラマと融合し、眼下に広がる東京の夜景の上に、まるで天の川が架かった星空が現れたかのような幻想的な光景が現れます。さらに2019年は、プロジェクションマッピングイベント”TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA -Cool Japanese Summer-“も同時開催予定。美しい夕焼け、咲き誇るヒマワリなど、夏の想い出のひとコマも映し出され、一味違う夜景が楽しめます。

★東京タワー「天の川イルミネーション」★

期間:2019年6月1日(土) 〜2019年9月1日(日)
点灯時間:9:00〜23:00 
場所:東京都港区芝公園4-2-8 東京タワー メインデッキ2階
アクセス:都営大江戸線「赤羽橋駅」赤羽橋口から徒歩5分     
展望料金:メインデッキ/大人900円ほか
公式サイト: https://www.tokyotower.co.jp/event/illumination/milkyway2019/index.html

「プロジェクションマッピング」
“TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA -Cool Japanese Summer-“
投影時間:8月1日(木)〜9月1日(日) 19:00〜22:50

 

昭和の雰囲気漂う中で“レトロでかわいい”金魚を愛でる。

4.すみだ水族館「東京金魚ワンダーランド2019」

東京スカイツリーに併設するすみだ水族館で夏の恒例行事となった、さまざまな金魚を鑑賞できる納涼イベントです。4回目となる今年のテーマは“懐かしさ”。常設展示ゾーンの江戸リウムには、レトロでかわいい金魚の空間「東京レトロ金魚」が展示されるほか、昭和の時代を感じる広告看板や、金魚ちょうちんなどが飾られた郷愁を誘う空間がひろがります。また床に投射された映像の上を歩けば、水面のように波紋が広がるインタラクティブな演出も楽しめます。令和になった今年、昭和にタイムスリップできる空間で、雅やかに泳ぐ金魚たちを鑑賞してはいかがでしょう。

★すみだ水族館「東京金魚ワンダーランド2019」★

期間:2019年7月12日(金)〜2019年10月31日(木)
場所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F
アクセス:東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」 すぐ
営業時間:9:00〜21:00
入館料:大人2050円ほか
公式サイト:https://www.sumida-aquarium.com/news/details/1738/

 

江戸の“納涼”を今に伝える、都心の夏の恒例のイベント

5.日本橋「ECO EDO 日本橋 2019 ~五感で楽しむ、江戸の涼~」

日本橋エリアで7月5日(金)から9月23日(月・祝)まで、毎年夏に開催されている納涼イベントです。江戸時代、“涼”をとるために行われた生活の知恵や工夫を、イベントとして現代流にアレンジし、日本橋の街をあげて演出します。福徳神社に続く参道「仲通り」に登場する「金魚大提灯参道」では、デジタルアートによる演出が行われるほか、夜にライトアップされる「森の風鈴小径(こみち)」では、風鈴の音を“聴いて”涼をとります。また、日本橋エリアの110店舗が提供する「金魚」をモチーフにした涼メニューでは“食べて”“香って”涼をとるなど、まさに五感にうったえかけるような納涼イベントとなっています。日本橋三井ホールでは、水族アート展覧会「アートアクアリウム」も開催。お気に入りの浴衣で、江戸の風情あふれる日本橋を堪能したいですね。

★ECO EDO 日本橋 2019~五感で楽しむ、江戸の涼~★

期間:2019年7月5日(金)〜9月23日(月・祝)
アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅
場所:日本橋エリア
公式サイト: https://www.nihonbashi- tokyo.jp/ecoedo2019/

 

川床気分で涼をとれる小川も登場

6.東京ミッドタウン「MIDTOWN LOVES SUMMER 2019」

六本木の東京ミッドタウンで今年開催される納涼イベントが「MIDTOWN LOVES SUMMER 2019(ミッドタウン ラブズ サマー)」です。“日本の夏の涼”をコンセプトに、東京ミッドタウン周辺でさまざまな空間演出が行われます。メイン会場となる芝生広場には「水と生きる SUNTORY 光と霧のデジタルアート庭園」が登場。縁側に腰掛け、ひんやりとした霧に包まれる幻想的な空間を体感できます。また、今年で10回目の開催となるのが、小川に足を浸して涼んで楽しめる「ASHIMIZU presented by 伊右衛門」です。日中は陽の光を受けてキラキラと光りながら、木漏れ日のような陰をおとすシェードを用い、夜はしっとりとした色味でライトアップされた幻想的な空間を演出。都会の真ん中で涼やかな夏のひとときを楽しめます。

★東京ミッドタウン「MIDTOWN LOVES SUMMER 2019」★

期間:2019年7月12日(金)〜8月25日(日)
場所:東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・ガーデン、芝生広場ほか
アクセス:都営大江戸線「六本木駅」8番出口より直結
公式サイト:https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/summer/

 

「ほおずき市」と「阿波踊り」が2日ずつ開催

7.神楽坂「神楽坂まつり」

東京都心にありながら、花街情緒を今も残す神楽坂では、今年も恒例の神楽坂まつりが開催されます。メインのイベントは、ほおずき市と阿波踊り大会。まず毘沙門天善國寺を中心に行われる「ほおずき市」は、朱色の実をつけたほおずき鉢がところ狭しと並び、夏の風情を感じさせます。門前は、近隣飲食店・専門店による屋台などでにぎわい、神楽坂グルメを堪能できます。また後半の2日間で行われる阿波踊りでは、神楽坂通りに延べ約45もの連が繰り出し、威勢のよいお囃子の音とともに祭り気分も最高潮に。熱気に包まれた踊りと演奏を堪能できます。

★神楽坂まつり★

期間:2019年7月24日(水)〜7月27日(土)
 ・ほおずき市…24日・25日17:00〜21:00
 ・阿波踊り…26日・27日19:00〜21:00
アクセス:JR総武線「飯田橋駅」西口すぐ
公式サイト:http://www.kagurazaka.in/kagurazaka_festival/47th_festival/

 

海の世界に打ち上がる、デジタル花火アート

8.マクセル アクアパーク品川「NAKED 花火アクアリウム」

品川プリンスホテル内にある屋内型の水族館「マクセル アクアパーク品川」では、夏の風物詩となったイベント「花火アクアリウム」が開催されます。今夏は新エリア「パターンズ」が誕生し、空間自体をつつみこむダイナミックなインタラクションが、個々の展示生物と連動し、海の魅力を伝えていきます。また四季の情緒的な美しさを描き出す演出ゾーンでは、全体に縁日の雰囲気をつくりだし、11個の水槽には、和柄模様をイメージした生物展示も行われます。ペンギンたちが、連動するプロジェクションマッピングとともに、縁日にちなんだパフォーマンスを次々と披露していく「宵のペンギンまつり」は必見です。

★マクセル アクアパーク品川「NAKED 花火アクアリウム」★

期間:2019年7月13日(土)〜8月31日(土)
場所:東京都港区高輪4-10-30(品川プリンスホテル内)
アクセス:JR、京浜急行「品川駅」(高輪口)より徒歩約2分
料金:大人(高校生以上) 2300円(7/13以降)ほか
公式サイト:http://www.aqua-park.jp/aqua/

 

地の名店にも出会える“日本一おいしい盆踊り“

9.築地本願寺「納涼盆踊り大会」

72回の歴史を数える、築地本願寺の盆踊り大会は、日本の伝統的な“炭坑節”や“おこさ節”はもちろん、ご当地の“築地音頭”や“東京音頭”など盛り沢山。ほかではなかなか踊ることができない珍しい曲もあります。櫓の上で踊る名人をお手本に、初めての方も安心して楽しめます。またこの盆踊り大会は、築地の名店が飲食店として大集結する「日本一おいしい盆踊り」として知られています。焼鳥や唐揚げの「鳥藤」、牛もつ煮込みで有名な「きつねや」、「松露」の玉子焼きなどが軒を連ねます。

★築地本願寺「納涼盆踊り大会」★

期間:2019年7月31日(水)〜8月3日(土)
時間:19:00〜21:00
場所:東京都中央区築地3-15-1 築地本願寺境内
アクセス:東京メトロ 日比谷線「築地」駅 出口1直結
公式サイト:https://tsukijihongwanji.jp/

 

都内最古の公園で静かに浴衣で散策を

10.小石川後楽園

小石川後楽園は、東京都文京区の後楽園にある都立庭園です。江戸時代初期に水戸徳川家の江戸上屋敷内につくられた築山泉水回遊式の日本庭園で、国の特別史跡及び特別名勝に指定されています。二代藩主の徳川光圀の代に完成した庭園で、東京に現存する庭園のなかでは最古のものと言われています。琵琶湖を表現した景色を作り出されたとされる水辺「大泉水」を中心として、光圀ゆかりのお堂「得仁堂」や、美しいフォルムの「円月橋」などの見どころも多数。また歴史的な建物にある「びいどろ茶寮」では、庭の景色を楽しみながら喫茶やランチが楽しめます。季節限定のメニューも用意されており、売店「葵屋」では、かき氷も人気です。8月いっぱいまでは、薄桃色の大輪のハスの花が見られます。内庭のスイレンとあわせて、午前中の観賞をおすすめします。水辺で樹々が作り出す影も多く、静かな涼感スポットです。

★小石川後楽園★

場所:東京都文京区後楽一丁目
アクセス:JR「飯田橋駅」から徒歩約3分
入園時間:9:00〜16:30(17:00閉園)
入園料:一般300円ほか
公式サイト: https://www.tokyo-park.or.jp/teien/contents/index031.html

 

涼やかな木漏れ日、冷抹茶と和菓子でひとやすみ

11.六義園

六義園は、今から300余年以上も前の元禄8年(1695年)に造営された大名庭園。近隣の小石川庭園とともに江戸の2大庭園として愛されてきました。もともとは五代将軍・徳川綱吉の家臣であった柳沢吉保の下屋敷があった場所で、明治維新後、三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が購入し、7年もの歳月をかけて造られた「回遊式築山泉水庭園」です。築山である妹山・背山、重厚な石橋の渡月橋など各所に見どころがあり、木陰も多いので涼をとりながらの散策がおすすめです。また大泉水をのぞむ眺めの良い「吹上茶屋」では、生菓子と抹茶のセットや、季節限定の冷たい甘酒や冷抹茶が供され、緑豊かな夏の庭園を楽しむことができます。

★六義園★

場所:東京都文京区本駒込六丁目
入園時間:9:00〜16:30(17:00閉園)
入園料:一般300円ほか
アクセス:JR山手線・東京メトロ南北線「駒込駅」から徒歩7分
公式サイト:https://www.tokyo-park.or.jp/teien/contents/index031.html

 

涼やかに咲き誇る花を愛でる小旅行へ。

12.水郷佐原あやめパーク「はす祭り」

千葉県にある水郷佐原あやめパークは、水郷筑波国定公園内に位置する散策スポット。広大な園内には島や橋・水面などを配置し、昔懐かしい水郷の情緒が味わえる場所としても人気です。ここでは7月から8月にかけては「はす祭り」が開催され、約300品種のハスが鑑賞できます。園内の“ハス回廊”では、日本ではなかなか見られない非常に珍しい品種など、約300種以上のハスが栽培されており、ハスの品種数では日本一の規模。最盛期となる祭りの期間には、鮮やかな緑色の葉の上に白やピンクなど色とりどりの涼やかな花が咲き誇ります。また期間中の土・日・祝日には、咲きたてのハスを楽しめる早朝観蓮会や、地酒を用いた象鼻杯・ハス茶のもてなしなども行われます。

★水郷佐原あやめパーク「はす祭り」★

期間:2019年7月6日〜8月4日
場所:千葉県 香取市 扇島1837-2
アクセス:JR成田線「佐原駅」からバス約35分
料金:大人(15歳〜65歳未満)600円ほか
公式サイト http://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/ayamepark/

夏の夜にゆらめく、幻想的な竹灯籠の炎

13.藤沢「龍の口竹灯籠」

江ノ島駅にほど近い龍口寺は、日蓮の弟子である日法上人が日蓮聖人像を安置したのが起源とされるお寺です。ここで毎年夏に開催されるのが、青竹の中にロウソクを入れて灯す「竹灯籠供養」。期間中、龍口寺の仁王門から五重塔に至るまで、境内には約5000基の竹灯籠が設置され、炎が揺らめく幻想的な世界に浸ることができます。参詣の方々のご先祖様や、亡くなられた方々の供養、またはお願い事などの祈願が行われます。また境内入口には露店が出店し本堂内でイベントも実施されます。ロウソクのほのかな灯りに包まれる静謐で幻想的な夏の夜を、涼しい浴衣で過ごしてみてはいかがでしょうか。

★龍の口竹灯籠★

期間:2019年8月3日(土)〜4日(日)
時間:18:00〜21:00
料金:参拝無料 ※ご供養の灯籠代金:1基1000円
場所:神奈川県藤沢市片瀬3-13-37 龍口寺境内
アクセス:江ノ島電鉄「江ノ島駅」下車から2分

夏の鎌倉を象徴する風物詩

14.鎌倉「鶴岡八幡宮 ぼんぼり祭り」

国内外から多くの参拝客が訪れる、古都・鎌倉の象徴、鶴岡八幡宮。鎌倉武士の守護神として崇められ、源頼朝が鎌倉幕府を開いて以来、江戸時代に至るまで武家の崇敬を集めた神社で、境内は国の史跡に指定されています。ここで毎年8月、立秋の前日から9日までの3日間(年により4日間)行われるのが、鎌倉の夏の風物詩ともいえる「ぼんぼり祭り」です。期間中、立秋前日には夏の祓いである「夏越祭」、立秋当日には暦の上での秋の訪れを奉告する「立秋祭」、そして源実朝公の誕生日である9日には「実朝祭」と、3つの祭事が相次いで執り行われます。また境内には鎌倉在住の文化人をはじめ、各界の著名人が揮毫した書画約400点がぼんぼりとして仕立てられ、参道にズラリと並びます。夕暮れ時になると、このぼんぼりに灯りがともされ、境内は夜まで賑わいます。

★鶴岡八幡宮 ぼんぼり祭り★

期間:2019/08/07(水) 〜 08/09(金)
時間:9:00〜20:30
場所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目1−31
アクセス:JR「鎌倉駅」東口徒歩10分
公式サイト:https://www.hachimangu.or.jp/

 

古刹のある自然豊かな風景を巡る

15.深大寺「夕涼みの会2019」

調布市にある深大寺は、奈良時代に開かれたという、東京都では浅草の浅草寺に次ぐ古刹です。都心からのアクセスも良く、自然の多い境内では、お寺巡りや名物のそばの食べ歩きなどができるので、週末には多くの観光客が訪れます。葉を茂らせた樹木の下を小川が流れ、真夏でも涼しい風が吹き抜けるという隠れた納涼スポットでもあります。8月3日〜4日には、毎年恒例となった「夕涼みの会」も開催。浴衣で来場すると特典なども進呈されるので、ぜひ散策がてら訪れてみてはいかがでしょうか。

★深大寺夕涼みの会2019★

場所:東京都調布市深大寺元町5-15-1
アクセス:京王線「調布駅」からバスで15分
期間:2019年8月3日〜2019年8月4日

 

日本一大きな灯籠が流れる“地上に降りた天の川”

16.古利根川流灯まつり

杉戸町と宮代町の商店街が協力し、町の境を流れる古利根川を利用して昭和初期ごろにはじまったとされる「古利根川流灯まつり」。今年で26回目を迎え、盛大に開催されます。なんといっても見どころは、幻想的な灯籠流しの風景。すべて町の人が手作りで作った畳一畳分もある大型灯籠が250基、さらに無数のミニ灯籠もくわえて、約1kmにわたって光の帯が川面を埋め尽くす光景は、まさに夏の夜の夢のようです。今年は2日間に渡って、水上からの仕掛け花火が20分間打ち上げられ、それぞれのフィナーレを華やかに飾ります。

★古利根川流灯まつり★

期間:2019年8月3日(土)〜4日(日)
時間:17:00〜21:00
場所:埼玉県北葛飾郡杉戸町 古利根川河畔(古川橋〜清地橋)
アクセス:東武伊勢崎線「東武動物公園駅」東口から徒歩2分
公式サイト:http://www.kankou.sugito.com/index.html

 

お堀の水面に映えるちょうちん2000基の光

17.小田原「小田原ちょうちん夏まつり」

小田原ちょうちんは、江戸時代の中ごろ、小田原の甚左衛門という人が、箱根越えの旅人が携帯するのに便利なようにと、使わないときは蛇腹を畳んでしまえるように作ったもの。雨や霧にあたっても壊れにくく丈夫で、さらに上下のフタはその昔、大雄山最乗寺の霊木で作られていたので、道中の魔除けになるとも言われていました。江戸時代の大ヒット商品となったこのちょうちんをシンボルとした夏のイベントが「小田原ちょうちん夏まつり」です。小田原城址公園二の丸広場とその周辺で開催され、お堀では地元小学生が作った約2000個もの小田原ちょうちんに、明かりが灯され、水面に優美な光が映し出されます。またメイン会場の城址公園内では、ちょうちん踊りコンクールや太鼓演奏などが行われ、ちょうちんに彩られた祭りの風情を楽しむことができます。

★第28回小田原ちょうちん夏まつり★

場所:小田原城址公園二の丸広場とその周辺
アクセス:JR東海道本線「小田原駅」東口から徒歩10分
期間:2019年7月27日(土)〜28日(日)
時間:12:00〜20:30
公式サイト:http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/event/JUL/natumaturi.html

  

【浴衣で美味しい特典のあるグルメなスポット!】

 

見た目も美しい新感覚のかき氷で涼を楽しむ

18.銀座三越「BON BONHEUR (ボンボヌール)」

白金高輪のフレンチレストラン「ラクープドール」の料理長坪香絢也氏と、フランス・リヨンのパティシエセバスチャン・ブイエ氏が手がけるフレンチカフェ。本格的なフレンチをカジュアルにアレンジしたメニューや、美しいアシェットデセール(皿盛りのデザート)が味わえます。この夏は、自慢のアシェットデセールが夏仕様にリニューアル。中でも華やかでさまざまな食感が楽しめる夏の新作かき氷「グラス・ピレ ア・ラ・フレーズ」は、筒状の飴の中に、ホワイトショコラの氷、苺のジャム、純氷のかき氷を重ね、ケーキ仕立てに仕上げたひと品です。7/1(月)~8/31(土)の期間中、同店を浴衣で訪れ、グラス・ピレを注文した方には、シェフ特製のわたあめがプレゼントされる特典があります。

★BON BONHEUR (ボンボヌール)★

場所:東京都中央区銀座4-6-16銀座三越4階
アクセス:東京メトロ銀座線「銀座駅」直結
営業時間:10:00〜20:00(L.O.19:30)、日曜もしくは連休最終日は19:30(L.O.19:00)
公式サイト:http://www.bonbonheur.jp/

浴衣が似合う 夏祭りをテーマにしたアフタヌーンティー

19.コンラッド東京「サマー・フェスティバル」アフタヌーンティー

汐留にあるコンラッド東京のバー&ラウンジ「トゥエンティエイト」で8月末まで開催しているのが、日本の夏の風物詩、花火の上がる夏祭りをテーマにしたアフタヌーンティーです。浜離宮公園や東京湾のパノラマを眺めながら楽しめるのは、祭の定番“りんご飴”に見立てた青りんごのムースや、メロンより甘いと言われる北海道産夏いちごの「なつみずき」をアクセントにしたパフェなどの独創的な、季節限定のメニュー。国際的な製菓コンクールでの優勝経験を持つ、ペストリーシェフ、岡崎正輝氏の卓越した技術によって、生み出される逸品スイーツが楽しめます。また夏祭りにちなんで、浴衣で訪れた方には、特製のノンアルコールサマードリンクをプレゼント。絶景と夏スイーツを楽しみながら、おしゃれに涼をとる、暑い夏にぴったりのお出かけスポットです。

★コンラッド東京 「サマー・フェスティバル」アフタヌーンティー★

期間:2019年7月1日(月)〜8月31日(土)
場所:東京都港区東新橋1-9-1 コンラッド東京28階 バー&ラウンジ「トゥエンティエイト」
アクセス:都営大江戸線・ゆりかもめ線「汐留駅」から徒歩1分
営業時間:平日 13:30〜16:30
/土曜日11:00〜16:30、18:30〜20:30ほか
※すべて2時間制
料金:スタンダードアフタヌーンティー:4900円(税サ別)ほか 
公式サイト: https://www.conradtokyo.co.jp/ 

 

美と健康を意識したニュースタイルBBQ

20.松屋銀座「美しくなるビアガーデン」

松屋銀座の屋上で開催されているのは、バランスよく、上質なたんぱく質をふくんだ、美と健康を意識したメニューが味わえるビアガーデンです。今年はメディアでもおなじみのクロスフィットトレーナー AYAさんとコラボレーション。ケール、キヌア、ナッツなどが入った数量限定の「AYAサラダ」、チーズフォンデュに野菜やフルーツがはいったパエリアなど、美味しいうえに、美しい身体作りをサポートする、新たなBBQスタイルが大好評です。さらに7月1日〜8月31日の期間に、浴衣で来店した方限定で、500円OFFになるというイベントも行っています。

★美しくなるビアガーデン★

場所:東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座 屋上
アクセス:東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線「銀座駅」A12番出口直結
期間:2019年5月24日(金)〜9月30日(月)
営業時間 平日 17:00〜22:00/土日祝 15:00〜22:00(セットメニューのL.O.20:00)
定休日:無休(松屋銀座の休館日に準ずる) ※天候による休業の場合もあり
公式サイト:http://utsukushikunaru-beergarden.com/

写真/PIXTA

19.07.01
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