【お花見】きもので行きたい!歴史を味わう東京の桜の名所
少しずつではありますが暖かくなってきて、肌で春を感じられるようになりました。そこで今回は東京の桜の名所、お花見スポットをご紹介します。前回の記事で折角江戸のことを取り上げたので、繋がりのある場所をメインにピックアップしてみました。
東京の名所
飛鳥山

飛鳥山は現・東京都北区にある丘陵です。地名はかつてこの地を支配した豪族・豊島氏が熊野から「飛鳥明神」を勧請したことに由来するといいます。江戸中期、第8代将軍・徳川吉宗の時代に1200本もの桜が植えられ、行楽地として開放されました。明治6年の太政官布達により、以前から人々の遊観の場であった浅草寺、上野の寛永寺、芝の増上寺、深川の富岡八幡宮とともに日本で初めての「公園」となりました。
実業家・渋沢栄一がかつて居を構えたことでも知られ、園内には渋沢栄一の旧邸や3つの博物館があります。近くには王子神社や名主の滝など他の見どころも。


開園時間:
終日 ※旧渋沢庭園など公園一部は夜間閉鎖
所在地:
〒114-0002 東京都北区王子1-1-3
公式サイト:
https://www.city.kita.lg.jp/parks/asukayamapark/
上野公園

現在の上野公園の一帯は、徳川将軍家の菩提寺のひとつ「寛永寺」の敷地でした。多くの寺院や建築物が戊辰戦争や太平洋戦争で失われてなお、戦火を免れたお堂たちは当時の面影を伝えます。明治時代には敷地の多くが上野公園となり、近代的な博物館や美術館が立ち並びました。
上野の桜は、寛永寺を創建した天海僧正が奈良・吉野山から桜を移植させたことに始まるといわれています。時が流れ国破れても山河在り、「桜の名所」としての名声が失われることはありませんでした。
3月半ばから4月の頭にかけて「うえの桜まつり・うえの桜フェスタ」も行われ、大勢の人でにぎわいます。(→2025年開催レポート)


[https://archive.library.metro.tokyo.lg.jp/da/detail?tilcod=0000000007-00005041]
会期:
※うえの桜まつり・うえの桜フェスタ 2026年3月14日(土)~4月5日(日)
開園時間:
5:00~23:00
所在:
〒110-0007 東京都台東区上野公園
公式サイト:
上野恩賜公園(東京都建設局) https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/toubuk/ueno
上野観光連盟 https://www.ueno.or.jp/
小金井

江戸中期、武蔵野新田の開発とともに玉川上水に沿って植えられた桜は名高く、多くの文人たちに愛されました。近代以降の環境の悪化により玉川上水沿いのサクラの多くが失われてしまいましたが、現在では再生のためのプロジェクトも行われ、一部では立ち並ぶ桜の若木を鑑賞できます。
玉川上水の桜並木の近隣では、実に上野公園の1.5倍もの広さをもつ小金井公園も、非常にきれいな桜を楽しむことができます。ついでに江戸東京たてもの園も要チェックです。


所在地:
小金井公園 〒184-0001 東京都小金井市関野町1-13-1
ウェブサイト:
名勝小金井(サクラ) https://city-koganei-koganeizakura.jp/
名勝 小金井桜の会 https://koganeizakura.com/index.html
東京都公園協会 小金井公園 https://www.tokyo-park.or.jp/park/koganei/index.html
江戸東京たてもの園 https://www.tatemonoen.jp/
隅田川

隅田川の河畔には同じく第8代将軍・吉宗の時代に桜が植えられ、庶民にも名所として知られるようになりました。特に向島側の「墨堤」が有名で、多くの浮世絵や絵画で描かれています(→詳しくは前記事)
浅草に程近い台東区側、墨田区側にそれぞれ「隅田公園」があり、台東区側からはスカイツリーの借景とともに、墨田区側では江戸っ子の愛した「墨堤」の今昔を感じながら、桜を楽しめます。クルーズ船や屋形船に乗ってみるのもステキです。春のうららの隅田川。あるいは、春の日の うららにさして 行く船は 棹のしづくも 花ぞちりける。
かつての行楽地の名残か、近くには趣のある料理店や菓子屋も多く、グルメにも事欠きません。近隣には、西には浅草、東に少し行くと東京スカイツリー、北には向島百花園などがあります。



会期:
墨堤さくらまつり 2026年3月20日(金)~4月5日(日)
所在地:
隅田公園(墨田区):東京都墨田区向島1丁目
公式サイト:
すみだ観光サイト 墨堤さくらまつり https://visit-sumida.jp/event/sakuramatsuri2026/
六義園

元禄8(1695)年、第5代将軍・徳川綱吉の側近であった柳沢吉保が、綱吉から賜った地に造成した庭園です。その名は中国の古い詩に由来し、紀州(和歌山)の名勝「和歌の浦」や和歌に詠まれた景勝地が八十八境として映し出されています。
正門から入った先には大きなしだれ桜があり、流れ落ちる滝を思わせる枝いっぱいの花は圧巻。今年もライトアップイベント「春夜の六義園 夜間特別観賞」が開催されます。 普段は入園できない夜間に特別開園し、ライトアップされた六義園の各スポットや「しだれ桜」が楽しめます。

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会期:
【夜間特別鑑賞】しだれ桜の開花状況に合わせて3月中旬から下旬までの1週間程度 (開催の約1週間前頃に決定)。
開園時間:
9:00~17:00 ※最終入園 16:30
【夜間特別鑑賞】18:30~21:00 ※最終入園20:00
※17:00に一度閉園し、18:30から夜間特別観賞のため再開園。
入園料:
一般 300円 ほか
【夜間特別観賞券】一般 前売券 1,000 円 当日券 1,200 円 ほか
※混雑防止のため、1日の販売枚数に制限があります。
所在地:
文京区本駒込6-16-3
公式サイト:
六義園: https://www.tokyo-park.or.jp/park/rikugien/
春夜の六義園 夜間特別観賞: https://www.tokyo-park.or.jp/special/rikugien_lighting_spring/
